美味しい干し芋が出来るまで

こばやし農園では、品質のよい美味しい干し芋をつくるために、苗から原料イモの生産~干し芋加工まで一貫して行っています。

干し芋の品質はサツマイモの品質で9割が決まると言われ、私たちはイモが健康にのびのび育つように土にこだわって栽培しています。

 


1 堆肥を入れ土作りをし、科学的に土壌診断をした上で肥料を与え、イモが育ちやすい土を整える

2 イモ作りで土がつかれないように畑を休ませる(何年かごとに違う作物を作ったり、土を回復させる植物を育てる

3 土の微生物などの環境を壊す(土を消毒する)薬は使わない

4 サツマイモは十分生育し、完熟(イモに栄養が行き渡った状態)してから収穫する自然の力と人の手で作る干し芋作りは、時間と手間がかかります。

<貯蔵>
甘みや独特の食感を引き出すため、収穫した芋を定温の保管庫の中で熟成させるのです。
少なくとも1ヶ月以上の熟成期間を経て、たっぷりおいしさを蓄えます。

<さつまいもの選別・洗浄>
熟成を終えたら、さつま芋の選別作業。
大きさによって蒸す時間が変わってくるので、大きさ別に選別していきます。

選別が終わったものは、水でよく洗浄して、土などをきれいに取り除きます。

<さつまいもを蒸かす>

よく洗った芋は専用の蒸かし機の中で、蒸かしていきます。
ここでのポイントは、弱火でじっくり蒸すこと。
蒸気の熱で1時間~2時間蒸す事により、良い芋が出来上がってきます。

<さつまいもの皮剥き>

皮剥きは、蒸かしたての熱いうちに一本一本手作業で行います。

<蒸かしたいもの裁断>

蒸かしたいもを干し芋用に裁断していきます。

 


<天日干しの準備>

裁断し終えたらすぐ、簾(すだれ)の上に一枚ずつ丁寧に並べていきます。

<干し芋の天日干し>

たくさんの太陽の恵みを浴びながら、天日干しをします。
天候等にもよりますが、平均で平干しの干し芋が約7日間、丸干し芋はその倍の約14日間程度かけ干すことによって甘さを増していきます。

<出来上がり>
甘さの程度や柔らかさ、歯ごたえや色の違いなど、一枚一枚それぞれに個性があります。
その違いを楽しみながら食べていただきたいと思っております。

おさむさん
おさむさん

自然の太陽や風の力と、熟練の人の手作業によって作る昔ながらの自然食品。

たくさんの手間がかかりますが、胸を張って自慢できるおいしさです。

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